先日発作的にディズニープラスに加入して「SHOGUN」を鑑賞、
せっかくディズニープラス見れるんだからもったいないと思い
「スターウオーズ」とかピクサーアニメとか
日がな一日見ている阿覧澄史あらんすみしです。
しかし、それではネトフリチャレンジがいつになっても終わらないので
時々ディズニープラスを終了するのでございますが、
ファイアスティックのホーム画面に出てきたアマゾンプライムのページに
「傷だらけの天使」とか「水もれコースケ」とか昔のテレビドラマを発見してしまい
つい1話から見てしまうワタクシでありました…。
ネトフリ完全チャレンジ その71
「コブラ会」(2018 年〜2024年 米)
製作・監督・脚本 ジョン・ハーウィッツ ジョシュ・ヒールド
ハーベイ・シュロスバーグ
シュロ・マリデュエニャ
(5シーズン 50話 30分)
「コブラ会」は映画「ベストキッド」の正式な続編だそうでありまして
そうすると「ベストキッド」見直さないとわからんなあと思い、
まずはネトフリで「ベストキッド」からおさらいします。
「ベストキッド」
一体何年前だろうと思ったら1984年。
実に40年前の映画であります。
そんな昔なのかと改めて驚くワタクシ。
監督が「ロッキー」のジョン・G・アビルドセンだったのも
びっくり。(まあ、スポ根ものだし、妥当な線か)
続いて「ベストキッド2」。
タムリン・トミタが出てる沖縄行くやつ。
今見ると沖縄が全然日本にみえないし(フィリピンとかで撮影したらしい)
日系人らしき役者の日本語がひどい。
「日本人一人ぐらい雇え!」という感じでありまして
よくわかる感じでございます。
続いて「ベストキッド3」見ようとしたら(流石にこの辺までくると
昔も見ていない)、ネットフリックスの配信期間が終了したとかで
見られなくなっていたためやむなく断念。
ようやく「コブラ会」を見始めたのでありました。
さて「コブラ会」。「ベストキッド」の続編なのでありますが
主人公はラルフ・マッチオのダニエル・ラルーソではなく
「1」のダニエルのライバルで、オールバレー空手大会の決勝で
ダニエルの「鶴キック(?)」で敗れた悪役キャラ・ジョニー・ロレンス。
それ以来実に34年間(!)パッとしなかったジョニーでありますが、
虐められてた高校生ミゲルを助けたことから空手を教えることとなり、
ついには悪の道場「コブラ会」を再興するのであります。
こういう続編の作り方もあるのかと感心いたしました。
そしてダニエル・ラルーソ=ラルフ・マッチオ も登場するのですが、
たんなる町のクルマ販売店のオヤジになっていて
あんましカッコよく描いていないというのも洒落ております。
ダニエルは「コブラ会」の復活を知ると気になって仕方がなく、
徐々に空手の世界に戻ってくるというストーリーであります。
映画の続編ということで映画の過去素材をふんだんに使用。
パット・モリタは(当然ながら)亡くなってしまいましたが、
キャストもそんなにビッグスターを起用していなかったことが幸い(?)して
律儀なくらいほぼ全部オリジナルキャストで再登場。
同窓会のような楽しさであります。
(かなり小さい役まで再登場してるが、もはやわかる人は少ないと思う…)
ワタクシのようなオヤジ的にいうと、そんなジジイたちがまだまだ頑張ってるのが
面白いのでありますが
当然教え子の若者たちの今の戦いやハイクスールライフも見せるので
「学園アクション」の若い視聴者+「ベストキッド」の古い視聴者両方が楽しめる
一粒で2度美味しいアーモンドグリコ的構成になっておるのです。
これぞ企画の勝利でありましょう。
そうは言ってもシリーズも回を重ねるごとにマンネリ化していくのは必定でありまして
仕切り出すあたりで流石に飽きてまいります。
制作側も中だるみを察知したのか、映画の時からずーっと
地方大会である「オールバレー空手大会」を至高のものとしておったのを
一気に「世界大会」まで拡大させるのでありました。(全米じゃないんだ?)
空手世界大会の正式名称はそのまんま「SEKAI-TAIKAI」といい、
(だが日本チームはほぼ映らない)
無茶苦茶な名前と無茶苦茶な試合ルールの大会(団体戦とかでなく生き残りバトルロワイヤル
とか、吊り下げたマットから落ちたら負け、みたいな予選)に呆気に取られていると
さらにめちゃくちゃな感じで大会が終わり(ほんとめちゃくちゃになる)
第6シーズンが終了するのでありました。
しかし、ファイナルシリーズは今年2月に配信ということで
まだ「コブラ会」は続きます。
あんなぐちゃぐちゃにして、この後どうなっちゃうので
ありましょうか?続きに期待したいと思います。
さて次回はイギリスのミニシリーズ「ドラキュラ伯爵」。
何が悲しくて真冬にホラー、それもドラキュラなのかよくわかりませんが
チョイスできないのはこのチャレンジの宿命でございますので
引き続きよろしくお願いいたします。
どうでもいい「コブラ会」追記
このシリーズの特徴として高齢者が多いので
毎回うるさいくらい「in memory with ナントカ」という
追悼テロップが出てきてちょっと笑えます。
(不謹慎ではございますが…)
× × ×
さらに追記
2025年2月13日にシーズン6:パート3 (11話〜15話)が配信になり
話が完結いたしました。
ぐちゃぐちゃの世界大会は、ご当地・バレーで再開され
今度は割とまともなルールで正当に試合をしております。
しかし、最後の最後になって
ありえないようなプレーオフ(とても言えない)が行われて
物語は完結いたします。
きっとあなたもこれを見たら言うでしょう
「そんなことありえないよ!」と。
「コブラ会」、最後まで予断を許さないドラマでありました。