google-site-verification=KIy-X9iDqXIY9zGnEkwFZafIwUVgYzJ-SWYyVTghl4Q

配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾンその他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

緊急特別企画 おやぢが観た「SHOGUN 将軍」ディズニー+に加入してでも 見た方がいいのか? 

© 2024 Disney and its related entities
ごきげんいかがですか?
正月に食べきれなかった餅を毎日大量に食べさせられて
約10%増量中の阿覧澄史あらんすみしです。
「朝から餅5個も食えるか!」
と思うのでありますが、なんだかあると食ってしまうのですよね…。
 胸やけしつつ、ネットニュースなぞつらつら見ておりましたところ
SHOGUN 将軍」がゴールデングローブ賞を取ったとのこと。
これはぜひブログで取り上げなければと、慌ててディズニープラスと
契約、鑑賞いたしました。
 
そういうわけで今回は題しまして
「緊急特別企画 『SHOGUN』ゴールデングローブ受賞記念
SHOGUN』って面白いの?ディズニープラスに加入してでも
見た方がいいのか? おやぢが観た『SHOGUNスペシャル」(長い!)
 
SHOGUN 将軍」2024年米
原作 ジェームス・クラヴェル
監督 フレデリック・E・O・トーイ ジョナサン・ヴァン・タルケン
   ヒロミ・カマタ 福永壮志 他
脚本 レイチェル・コンドウ ジャスティン・マークス
   マット・ランバート エミリー・ヨシダ
出演 真田広之 浅野忠信 コスモ・ジャービス アンナ・サワイ
(1シーズン 10話 )
 
<はじめのあらすじ>
時は1600年。イギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(後の按針)が乗り込んでいた
エラスムス号が伊豆網代に漂着する。領主の樫木央海と叔父の武将・樫木藪重は
ブラックソーンたちを捕虜にする。
そしてその頃、大坂城では関東領主で五大老の吉井虎永が石堂和成ら他の大老たちに
「不当に領土を拡大し世継ぎの母である落葉の方を人質としている」と糾弾され、
窮地に陥っていたー
(ま、要するに戦国時代末期、関ヶ原目前で
吉井虎永は徳川家康、石堂和成は石田三成であります。)
 
SHOGUN」は以前にもアメリカでドラマ化されて、チラッと観た覚えがありますが
「国辱的」という言葉が頭によぎるぐらい怪しげな日本でありました。
今回は真田広之がプロデューサーにも加わり、そのへんの怪しさを是正しているという
コトでしたので、否応なく期待が高まります。
 
巻頭、日本語の芝居が意外と長いなあと思っていたら
その後もほとんどのシーンが日本人が日本語で芝居していて
びっくりいたしました。
 「日本人が日本語喋って何が悪い。当たり前だろ」とおっしゃる向きも
おいでかと思いますが、アメリカのドラマ(テレビ・映画含め)で
こんなに他国語ずーっと喋ってるのを初めて見た気がいたします。
 
日本人だろうとフランス人だろうと土人(差別表現!)だろうと
アメリカのドラマの中ではなぜかみんな流暢な英語喋ってるのに
ジャンヌダルクだって英語喋ってた)
このドラマほとんど全編日本語!
アメリカでは吹替で放送していたのでありましょうか?
 
 とにかくストーリーは続きます。
ジョン・ブラックソーンが虎永の家来となり、安針と呼ばれ、
日本の風俗に驚きながらも馴染んでいき、虎永の日本統一のために奮戦、大活躍
…かと思ったら、驚くほど安針は活躍しないし、
物語の語り部として登場するわけでもありません。
 
ただ日本人たち(虎永と石堂たち)の抗争と、訳ありな過去を持つ
安針の人妻通訳・鞠子の活躍、日本人が織りなすドラマを見せていくだけでありました。
 安針のハナシだと思ってたのに…。
 アメリカ人のコメント見ると「日本のゲームオブスローンズみたいで面白い」とか
言ってるので、安針の漂流譚ではなく、
異国のファンタジーとして見るといいのかも知れません。
 
 ワタクシが特に感じましたのは
「日本人が日本語喋って日本を模したロケーションで芝居してるアメリカドラマ」を見ると
ガイジンさんが作った「模倣時代劇」のような気がして、ケツが座らないというか
居心地の悪い感じがするということでした。(悪くいうとニセモノの時代劇?)
 
 監督たちはほとんどが日本語わからないだろうに役者にどうやって
芝居つけてるのでしょう。(真田さんがつけてるのか?)
真田広之さんたちが頑張ってるのは随所に感じられるのでありますが
芝居だけでなくやっぱり色々違和感を感じるのですよね。なんとなく…。
 
それと1番の問題だとワタクシが思いますのは
切腹」を物語上大きくフューチャーしてるところでありまして
(原作にあるから仕方ないのかも知れませんが)、
こんだけ日本のリアルを知らしめようとしてるのに
「結局毛唐(失礼)が興味あんのはいまだに「ハラキリ」「フジヤマ」「ゲイシャ」かよ!」
という感じがしてやるせないのでございます。
 
結構ケチつけたようですが、
「日本舞台のドラマだと思わずに、日本によく似た国の「ゲームオブスローンズ」
だと思って見ると楽しめる」
「無駄に金かかっていて、日本のセコい時代劇との違いが見れる」
浅野忠信が癖のあるキャラを楽しそうにやってるのと、二階堂ふみのバランスの
取れた芝居が良い」
「ずーっと雨降ってるのは黒沢映画のオマージュなのか?
単にカナダロケで雨ばっかりだったからなのか想像すると楽しい」
と色々見どころもございます。
 結論といたしましては
「一見の価値はある。ディズニープラス1ヶ月契約ならシネコンの映画より安く見られるし
 ついでにピクサー映画も見られるから」
というのが個人的意見でございます。
よければ皆様もご覧ください。(見なくても何も問題ありませんが…)
 
さて
当ブログは次回ネトフリチャレンジに戻りまして
日本描写の怪しかった「ベストキッド」の続編「コブラ会」です。
こちらもぜひご覧ください!(見ないと問題があります。ワタクシ的に…)