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配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾンその他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ナイト・エージェント」(Netflix)ケン・ローチの封切映画を映画館に見に行くのは最後かもしれない

ナイト・エージェント Netflix
GW真っ盛りの今日この頃
みなさまご機嫌いかがですか?
日本中が毎日遊び歩いているのに
今日も脇目もふらず仕事に勤しむ
阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
やはり人は油にまみれて額に汗して働かないと
ダメだと、寅さんも言ってたし
(長山藍子の豆腐屋で働いてる時言ってた…)
ワタクシだってやる時はやるのであります。
 
ところが先日、愚妻が
「あのさ、柏のキネ旬シアターで
ケン・ローチやってるけど、行く?」
と(普段は娘と「コナン」とか観てるくせに)
急に悪魔のような誘いをかけてくるので
ございました。
 
ワタクシは
「アホか!仕事じゃ」と断固断りましたが、
ん十年前にはアート系ミニシアターで
難解な映画を見てはインテリぶっていた愚妻は
「ケン・ローチ多分最後の映画だって。
もうケンローチを封切で映画館でみるなんて
できないかもよ」
などとのたまうのでありました。
 
「それは…。」
 
他人の弱みに付け入るとは…。
屈しきれず仕事サボって映画館に
つい足を運んでしまった
ワタクシでありました。
(悔しいが愚妻の分の映画代も払った…)
 
 
「オールド・オーク」。
みなさまもご覧ください。
 
 
あ、今回当ブログは
ネトフリ人気作品をオヤジが見たら
どう思うか?という趣旨で
「ナイト・エージェント」でございます。
 
ケン・ローチはなんだったんだと
思われるかもしれませんが
ま、そんなものであります。
 
 
 
 
 
<netflixの人気作品をオヤジが見る その1>
「ナイト・エージェント」2023~2026年米
脚本 ショーン・ライアン
   セス・フィッシャーほか
監督 ガイ・ファーランド
   アダム・アーキン ほか
出演 ガブリエル・バッソ
   ルシアン・ブキャナン
   ジェネシス・ロドリゲス
(3シーズン 30話)
 
 
<あらすじ>
FBIのエージェント、ピーター・サザーランドは
たまたま乗ったワシントンの地下鉄で
爆弾を見つけ、爆発を未然に防ぐが
犯人には逃げられてしまう。
 
そして一年後。
ピーターはホワイトハウスにいた。
特別な電話を受ける
「ナイト・エージェント」として。
 
その頃
IT会社を創業した若い女性・ローズ・ラーキンは
事業に失敗し、失意のまま
懇意の叔母夫婦を訪ねていた。
しかし、その夜叔母夫婦は
何者かの襲撃を受け、殺される。
ローズに電話番号を残してー。
 
叔母夫婦の本当の姿も知らず
混乱のままローズがかけた電話を受けたのは
ピーターであった。
 
叔母夫婦を殺した男たちが
ローズに迫ってきていた。
ピーターは電話でローズに指示を出し
地元の警察に救出させることに成功する。
 
ピーターは上司にローズの保護を命じられ
ローズを隠れ家に連れていくことになる。
叔母夫婦が
FBIと政府の極秘捜査組織「ナイトアクション」の
メンバーだったと聞かされ、驚くローズ。
 
ピーターとローズを執拗に狙う
サイコな男女二人組の殺し屋
 
ピーターが阻止した地下鉄爆破
 
副大統領の娘の誘拐
 
複雑に絡まった国家的陰謀の鍵を握る
ピーターとローズの逃避行ー
果たしてそこには何が隠されているのか?
 
 
 
 
 
なんだかグダグダな混沌としたあらすじに
なってしまいましたが
この「ナイト・エージェント」、
ネトフリの中でも人気が高く
なぜか世界的に見られているスパイ・スリラー
なのだそうであります。
 
どっちかというと一世を風靡した「24」的な
派手めのスパイアクションでございまして
なるべく視聴者の興味を煽るべく
面白おかしく作っております。
特に深みはございません。
 
っていうか
何も考えなくても見ていけるので
するーっと見てしまい
書くことがない。
(最悪のレビューブログだ…。)
 
 
あ、そうそう。
 
シーズン3で
ジジイの殺し屋が、別のジジイをバーで
酒に毒入れて殺そうとするのだが、
仲良くなるきっかけに
「最近の若いやつはけしからん」とか言って
ジュークボックスで「ボンジョビ」や
「ジャーニー」をかけて油断させるという
シーンがありました。
このジジイたちと同世代なのかと改めて思い
愕然といたしました。
(「だから何だ」と言われると困るのだが…
うーん。今回ドラマのチョイスに失敗したかも。)
 
申し訳ありませんでした。
次回頑張ります。
 
 
じゃあ、仕方ないので
「オールドオーク」の感想でも…。
(なんでやねん!)
 
そんなめちゃくちゃ面白い映画ではありませんが
(ワタクシは「Sweet Sixteen」が好き)
納得の出来でございました。
2023年製作なので、ケン・ローチ監督86歳。
それでも社会派健在でありまして
いつもの炭鉱町衰退ネタにシリア難民ネタが
プラスされております。
 
カットバックは緩やかに長く
セリフが半分ぐらいオフ
(喋ってるところを映さない)、
役者はブサイク
…というかスター俳優じみた美形ではなく
フツーの人。
わざとなのかボケてるのか(ボケてはいないと思う!)
ドラマチックな構成にはせず、
なーなーのうちになんとなくハッピーエンド?的な
終わり方。
ケン・ローチは
いくつになってもケン・ローチだという
感慨深い作品でありました。
 
そういうわけで
「ナイト・エージェント」でした。
(看板に偽りが…)
それではまた。

「爆弾」(Netflix) 佐藤二郎がすべて持っていく。「とびます、とびます」(あ、それは坂上二郎さんか…)

(C)呉勝浩/講談社 2025映画『爆弾』製作委員会
ご機嫌いかがですか?
イヤイヤながら新たな出稼ぎ仕事に
とりかかり、毎日電車に揺られて
東京まで通っておる阿覧澄史あらんすみし
でございます。
 
しかしまあ贅沢言ってる場合じゃない
のでありまして、
このトシで仕事があるだけ幸せ。
感謝とリスペクトを持って
仕事してまいりましょう!
 
しかし。
…。
ああ。グータラな日々が恋しい。
 
今日も通勤電車の窓から外を見て
「地球か…
何もかも皆懐かしいー」
などと意味不明なセリフを呟いて
(オマエは沖田艦長か!)
隣の女子高生たちに怪しがられつつ
いやいや仕事に行く
ワタクシでございました。
 
 
 
<ネトフリの話題作を見る その6(ぐらい?)>
「爆弾」(2026年)
原作 呉勝浩
脚本 八津弘幸 山浦雅大
監督 永井聡
出演 山田裕貴 佐藤二郎 伊藤沙莉
(137分)
 
 
 
<あらすじ>
「スズキ タゴサク」と名乗る労務者風の男が
警視庁野方警察署で取り調べを受けている。
 
スズキは「秋葉原で爆発事故が起こる」
と取調中の刑事・等々力に言い出すが
相手にしない等々力。
しかし秋葉原の爆破は現実に起こり、
スズキは「あと3度起こる」と言うのだった。
 
やがて東京ドームで2度目の爆発があり、
野方署は騒然となる。
 
スズキは一躍連続爆破の重要参考人となり
本庁から捜査一課のベテラン清宮と
その部下で群を抜く知能明晰な刑事・
類家がやってきて
本格的な取り調べが始まるー。
 
しかし朴訥な労働者に見えたスズキは
本性を表し、悪魔の牙を剥き始める。
 
自分の犯罪を仄めかし、
野方署で不祥事を起こし自殺した
刑事の名前を出して見せ、
さらに雑談めかして
爆発現場のヒントを与え続け
刑事たちを翻弄するのだった。
 
そして刑事たちを
次の爆発現場探しの
智力を振り絞った死のゲームへと
誘い込むスズキー。
 
スズキの狙いは一体何?
刑事たちは
悪魔のような労務者風の男
スズキタゴサクとの
知恵比べを制して
爆発を食い止められるのか?
 
 
 
 
ネトフリでちょっと話題の映画「爆弾」
であります。
 
取調室での容疑者と刑事の智恵比べが
メインストーリーでありまして
容疑者スズキ役の佐藤二郎の熱演、怪演により
ずっーと取調室のシーンでも飽きさせず、
爆破シーンも誤魔化すことなく
ちゃんと撮っております。
冒険的な力作でございます。
 
しかしワタクシは見ていて醒めてしまい
それに乗っかることができませんでした。
(とほほ…。)
 
正直、
もはや「佐藤二郎の映画」でございまして
映画のバランスとか吹っ飛んで
なんもかんもみんな
二郎さんに持ってかれてしまったような
気がいたしました…。
とびます、とびます。
(あ、それは坂上二郎さんか)
 
「スゴイ」と演技を評価する向きも
あろうかと思われますが、ワタクシは
「やりたい放題だなー」
と感じたのであります。
(というかやりたい放題すぎ。
カントクはちゃんと芝居つけたのか?
野放しか?野生の王国か!!)
 
もはやスズキタゴサクは
爆弾を仕掛けたり刑事を翻弄するような
インテリジェンスのある男に見えず、
爆弾ミステリーにリアリティが
全く感じられなかったのでございます。
 
「こういう映画にリアリティが必要なのか」
と思う向きもいらっしゃるかも
知れませんが
ワタクシは必要だと思います。
(見ててシラけちゃうから。)
 
原作は「このミステリーがすごい2023年版
国内第1位」に輝く傑作ミステリーで
ございましたが
(「インターネット通販オーガニック石鹸部門
国内第1位」のように狭い範囲の評価では
ない)
「小説としてのエンタメ」に命を賭けた
ミステリイでありまして、
これはリアリティとか必要ないのであります。
 
小説と映画の面白さの持っていき方は「違う」
ので、映画は小説とは違うものに
するべきではなかったかと
ワタクシ、思う次第でありました。
 
ぶっちゃけ登場人物の気持ちが
全くわからず、
行動のベクトルがどこに向かってるのか
ワタクシにはさっぱりわからなかった
「爆弾」でございました。
(これは加齢による「頭の堅さ」も
影響してるのか?余計なお世話だ!)
 
うーむ。
ネットの感想も調べて見ようと思いつつ
次回に続きます。
それではまた。

「メディア王~華麗なる一族」(悲報)アメリカ人に「寅さん」はわからない!(拡散するように「悲報」と入れてみました…)

メディア王
みなさまご機嫌いかがですか?
陽気につられて神田の古書フェスに
行ってまいりました。
古書会館の方では全ニッポン古本博覧会、
古本屋街で「さくらみちフェスティバル」、
すずらん通りで「神保町ブックフェス」と
古本市てんこ盛りでありまして、
つい雰囲気につられて
金もないのに映画関係の本やDVDなど
やたらと買いまくってしまい
完全に金欠。
後悔先に立たない阿覧澄史あらんすみし
でございました…。
 
まあ、しょうがないんで
今日も配信ドラマを見ております。
(ドラマブログで言うセリフじゃない!)
 
 
今回はエミー賞の常連で
アメリカの人気ドラマランキングなどで
いつも上位だった
「メディア王〜華麗なる一族(succession)」。
ワタクシU-NEXTに加入して
ようやく見れるようになりましたので
ご紹介いたしたいと思います。
 
果たして全米人気No1だった
熱狂のドラマはどんななんでしょうか?
 
 
 
 
 
 
<U-NEXTを見る その3>
「メディア王〜華麗なる一族」(Succession )
  2018~2023年米
ショーランナー ジェシー・アームストロング
脚本  ジェシー・アームストロング
    ジョナサン・グレイザー ほか
監督  アダム・マッケイ
    マーク・マイロッドほか 
出演  ブライアン・コックス
    ジェレミー・ストロング
    キーラン・カルキン
(4シリーズ 39話)
 
 
(あらすじ)
ウエイスター・ロイコ社のCEOである
ローガン・ロイが80歳の誕生日を迎える。
ロイコ社はローガンが一代で築き上げた
世界的なメディア複合企業である。
 
しかしローガンは体調に不安を抱え
後継者問題が浮上していた。
 
誕生パーティに集合する家族たち。
世捨て人のような長男コナー。
父の下で働く次男ケンダルと
三男ローマン。
政治コンサルタントの長女
シヴォーン。
そしてその連れたち。
誰もがローガンにおべっかを使い
ローガンオヤジはふんぞりかえる。
 
ローガンは次男ケンダルに
密かに次期CEOを約束していたが
誕生パーティの席上
「もうしばらくCEOを続け、
死後の議決権は後妻のマーシャに譲る」
と言い出す。
 
誕生日にCEOを禅譲されると思っていた
ケンダルは激昂。
そして三男ローマン、長女シヴォーン
にマーシャの議決権を
なんとか取りやめさせようと
持ちかけるが
兄弟の仲もあまりよろしくなく
誰もが密かに野心を持っており
話はまとまらない。
 
策謀が渦巻くロイコ社
そしてローガン家。
果たしてローガンの帝国の後継者はー
 
 
 
 
 
 
 
日本では今までスターチャンネルで
「キング・オブ・メディア」として
シーズン1を放送したり、
Amazonで「サクセッション」のタイトルで
配信したりしておったそうでありますが
最近はU-NEXTで「メディア王」として
4シーズン配信中であります。
 
原題「Succession」は「継承」という
意味でありまして、
…え、サクセッション?
ワタクシが愛してやまない
日本の有名なロックバンド!
RCサクセションのsuccessionか!
昔はよく野音でのライブ見に行ったり
したものでありますー
RCサクセションといえば
本格的に熱中いたしましたのは
忘れもしないFM東京の「パイオニア
サウンドアプローチ」と言う番組の
スタジオライブからでございました。
そのライブパフォーマンスは
ほんとに衝撃的でございました。
喋りのセンスやユーモア
「愛し合ってるかい」の掛け合いなど
それまでの日本のロックにない
独特のものでありまして
ワタクシを魅了したのでございます。
それからレコード買って
バンドで曲もコピーして…
…あれ?
 
 失礼いたしました。
 
話が大幅に逸れてしまいましたが
RCサクセションの名前の由来も
前身のクローバーというバンドの
「継承」と言う意味のサクセションで
あったのでございます。
(清志郎は「ある日作成しよう
と思ったのでつけた」とか
適当なこと言ったりもしておりますが)
 
そう言うわけで
ローガンの巨大メディア企業が
誰に「継承」されるか
というのが話のメインでございます。
 
 
ワタクシの見る前の想像では
『ワンマン創業者が逝去して
誰が後を継ぐのか?
血肉の争いが繰り広げられ
「おじき、死んでもらいますけん!」
とか言ってアメリカの菅原文太が
アメリカの金子信雄に
ドス突きつけたりする』
みたいなことがあるのかと
思っておったのでありますが
(ワタクシの権力ドラマの
基本は「仁義なき戦い」から
まるで進歩ナシ)
そういうことはあまりなく
オヤジはなかなか死なないし、
後継者の本命・次男ケンダルは
アメリカドラマ史上最高にヘタレな
主人公でありますので
各シーズンの半分は落ち込んでて、
各シーズンの終わり頃「復活!」
を繰り返しており、
話が全然進まないのでございます。
 
それでも「全米人気ドラマなんだから
面白くなってくんだろ」と
我慢してみておったのでありますが
金持ちドラマのお決まりで
出てくる人物がみんな性格悪く
誰にも感情移入できません。
 
まるで「あなたはどのクソヤローが
一番嫌いですか?」コンテストみたいで、
逆に「面白いと言えば面白い」
のでありますが、
時々「なんでこんなドラマずーっと
見てるんだろう」
という気分になったりもいたします。
 
ところどころ面白かったりもいたしますが
全体的にアメリカでの評価ほどには…
というところでございました。
(注・これはあくまでも個人的感想です)
 
なんでワタクシには面白くないのだろう?
金持ちのことが理解できないのかとか
性格がひねくれてるからなのかとか
ボケジジイだからなのかとか
うるさい余計なお世話だとか
検討に検討を重ねてまいりましたところ
 
「アメリカ人じゃないから」
 
だという結論に達しました。
(なんじゃそりゃ?)
 
まずこのドラマのアメリカでのカテゴリーは
「ブラックコメディ」
でございます。
 
やはり全米人気ドラマである
「ホワイトロータス」
を見た時も思ったのでありますが、
アメリカで人気の「ブラックコメディ」って
きっと英語のニュアンスや
アメリカ人の暮らしぶりがわからないと
面白みがわからないのでございます。
 
アメリカ人が「寅さん」見て
「けっこー毛だらけ猫灰だらけ
お尻のまわりはクソだらけ」という
セリフ聞いても
「why?」
と思うだけなのと一緒なのでありましょう。
 
この「Succession」が
日本で配信先が何度も変わったり
題名変更したりしてたのは
アメリカでバカ売れのビッグタイトルなので
スターチャンネルやAmazonプライムが
苦心して売ろうとしたけど
話題にならなかったのでありましょう。
 
そういうことか。
納得いたしました。
了解です。
 
日本のドラマが世界市場に進出するとか
政府がお題目をあげておりますが
まず文化的軋轢があるという認識が必要ではと
思う次第であります。
(あれ、こういうテーマだったっけ?)
まあ、そんなことで
次回に続きます。
 
 
<追記>
あと、このドラマでヒジョーに気になりましたのは
不自然な「カット途中でのズーム修正」が
頻繁に出てくることでありました。
 
これは「ドキュメンタリーに見えるような
リアルっぽい画作り」の一環として
意図的にやっておるのでしょうが、
なんせ元々のストーリーがリアリティ欠如なので
あんまり効果ないような気がいたしました。
(注・これはあくまでも個人的な感想…って、
もういいか…)
 

「九条の大罪」(Netflix)『面白い』と断言するにはちょっと何か足りない…。

九条の大罪 Netflix
みなさまご機嫌いかがですか?
娘がこの春小学6年生となり、
中学受験をするそうでございます。
(「へーそうなんだ…」って、
父親はカヤの外か!)
娘が塾に通って、ずっと勉強してる姿を見て
心を痛めている阿覧澄史あらんすみし
でございます。
 
ワタクシはホントーに勉強が嫌いで
ございました。小学校の時も
勉強もせずに遊び歩いてたので、
娘が小学生から受験勉強するのが
とても可哀想に見えるのであります。
 
「子供はもっと野山を駆け巡って
遊ばなきゃいかん!」などと
昭和的なことを思うのでありますが
うちの近所のようなド田舎でも
野山を駆け巡ったり
缶蹴りしたり、
だるまさんが転んだしたり
カエルのお腹に爆竹仕込んだりしてるような
子供を見たことはないので
もはやそういう時代ではないのでしょう。
 
仕方ないので
娘には密かに漫画とかゲームソフトを
買い与えて
「勉強なんてしなくてよろしい」と
申し伝えるのでありますが
怪訝なカオをされるだけでありました。
 
そういうわけで
私立はお金もかかるので
(結局はそこか!)
もう少し真面目に働かなければ
と思いつつ
今日も一日ネトフリを見る
ワタクシでございました。
 
(お、今回はなんとなく
しみじみとしたオープニング…
そんなことはない?)
 
 
 
<ネトフリ新作を見る>
「九条の大罪」
2026年日本
原作 真鍋昌平
脚本 根本ノンジ
監督 土井裕泰 山本剛義 足立博
出演 柳楽優弥 松村北斗 池田エライザ
(1シリーズ 10話)
 
<あらすじ>
とある刑事事件の法廷。
今日も「思想信条がないのが弁護士」
と言う信念のもと、
明らかに悪そうな被告を弁護して
無罪を勝ち取ってしまう弁護士・
九条間人(たいざ)。
罵詈雑言を浴びせられたりしても
平然と法廷を去っていく。
 
そんな九条のもとに、
イソ弁(アソシエイト)として
東大卒のエリート・烏丸がやってくる。
スラム街の小汚いオフィスに
わざわざ来たのは、
何か九条に因縁があるのか?
烏丸は九条を冷静に観察し続ける
 
九条の周りには次々と悪人が集まってくる。
その中に自動車修理工場を隠れ蓑に
きな臭い仕事をする男・壬生がいた。
 
壬生は交通事故を起こしたという
後輩を連れてきて
九条に弁護を依頼する。
飲酒運転の上スマホでゲームしながら
運転して、子供をはねたらしい身勝手な男の
依頼をも受け入れ、
サウナで酒を抜き、携帯は紛失したこと
にしろと指示を出し、
一緒に警察に出頭する九条。
 
唖然とする烏丸。
この男の倫理観はどうなってるのか?
クズを助けて平気なのか?
 
九条は男のために情報を集め、
ついには執行猶予まで取り付ける。
 
九条とは一体何者なのか?
烏丸はその真の姿を探れるのか?
そして
壬生の正体とは?
 
 
 
 
 
 
WBCで野球目当てにネトフリ契約した
新規加入者に向けて
CMバンバン流したり、
出演者をゲストに出したり、
宣伝しまくっていた甲斐があり
日本での人気TOP10独走したり
世界チャート入ったりしております
「九条の大罪」であります。
 
そんなに面白いのかと
早速見てみたのでありますが
ストーリーは概ね原作通りで
手堅く面白く作ってるおります。
 
しかし、なんだか
「全てにおいてちょっと惜しい」
という気がするのであります…。
ネトフリが
『「地面師たち」が当たったので
犯罪ものでもう一山』
という路線にしては
ちょっとソフトかなと言うか
塩梅が「民放地上波っぽい」と言うか
イマイチ突き抜けてないのであります。
 
TBS制作で、監督もテレビの人なんだから
テレビっぽいのは
当たり前なのでございまして、
「わかっててそんなこと言うな!」
という気もいたしますが、
惜しいのであえて言わせていただきます。
 
ネトフリ配信だからといって
無理に残酷シーンとか
入れなくてもいいとは思いますが
犯罪に関わる救いようのなさとか、
グロテスクさみたいものを
そのまま見せているような
原作のヒリヒリ感が
も少しあったら良かったのではと
思うのでございます。
 
それは地上波としては
あまり表現しない部分かと思うので
ありますが、
今回のドラマは
テレビというより映画、
それも低予算Vシネアクションものぐらいの
乱雑さ、生臭さ
胡散臭さが欲しかったなあと
愚考する次第でございました。
(これじゃ韓流に負けちゃうよ!)
 
このドラマの評判をネットなどで見ると
曽我部役の黒崎煌代と
雫役の石川瑠華の演技が褒められております。
これは二人が他のキャストのお芝居
(言うなればテレビ的芝居)
とは違う芝居をしてたからで、
視聴者もこの作品に
無意識にテレビ的ではないものを
求めていたのからではないでしょうか?
(うがちすぎ?)
 
「渡る世間は鬼ばかり」で黒崎さんと
石川さんがこのドラマと同じ芝居してたら
きっと「もっと声を張って、しっかり喋れ」って
監督に怒られてるでありましょうが…
 
次のシリーズはもっとメチャクチャな
いや…
映画っぽい監督に頼んではどうかと思います。
オールオアナッシング。
間違ったら大傑作になるような冒険を
期待いたします。
(我ながら勝手なこと言ってるなあと思いつつ
次回に続きます…)
 
 
 
<追記>
ムロツヨシが普段のおちゃらけを封印して
こわもてヤクザ役で出てるのは
挑戦的で良かったのでありますが
黒崎・石川に比べると中途半端で
これまた惜しい感じでございました。
 

「スカーペッタ」(Amazon)元祖解剖医が元スクリーミングクイーンと戦う?

スカーペッタ
皆様ご機嫌いかがですか?
先日春休みの家族旅行として
熱海に行ってまいりました
阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
思ってたよりも人出が多く
駅前の商店街はお祭り状態。
春休みということで
学生さんが多かったような印象で
ありました。
 
「パワースポット」に異常な執着
を持つ愚妻の要望により
来宮神社にも立ち寄りましたが
ギョギョ!(さかなくんか!)
驚きでございました。
 
その昔立ちよった時には
あんなに地味で閑散としてた
来宮神社が若者でいっぱい!
初詣みたいに大混雑!
 
どーゆーこと?と思ったら
ここは言うなれば
「SNS映え」特化神社
になっておったのであります!!
 
境内におしゃれなカフェが数ヶ所あり
御神木ドリンクやスイーツが出され、
景色の良いとこにはスマホスタンドが
設置され、
本殿前には落ち葉がハートマーク状に
掃き集められており
若者たちがこぞってスマホをバシバシ
撮ってインスタにあげたりして
おりました。
(夜にはライトアップもしている
そうであります。)
 

             来宮神社の大楠

 
 
イバラキのパワースポットである
鹿島神宮とか香取神宮とか
近所の一言主神社とかにも
インスタ映えを頑張って欲しいもので
あります。(無理か…)
 
 
 
<Amazonプライムの新作を見る>
「スカーペッタ」(2026年米)
原作 パトリシア・コーンウェル
企画・脚本 リズ・サーノフ
監督 デビッド・ゴードン・グリーン
  シャーロット・ブランストローム
   ほか
出演 ニコール・キッドマン
   ロージー・マキューアン
   サイモン・ベーカー
 
<あらすじ>
2026年。
検屍局長ケイ・スカーペッタは
夜中に電話で起こされ
検屍のため現場に向かう。
 
遺体は線路ぎわに捨てられており、
全裸で縛られ両手首を切断された女性屍。
線路の上には1セント硬貨が置かれていた。
ケイはそれを見て
28年前の事件を思い出す。
 
28年前。
検屍局長に抜擢されたばかりのケイは
ピート・マリーノ刑事に呼び出され
死体を検屍する。
その死体は全裸で縛られ
両手首を切断されており、
同じような事件がこれで4件目。
マスコミもヒートアップしていた。
 
そしてこの被害者の夫・
マット・ピーターセンが
容疑者として浮上する。
 
そして現在。
ケイは刑事を退職したマリーノを
助手として雇い、
遺体の身元を突き止める。
さらにその自宅でピーターセンの
指紋を見つけるのだった。
 
28年前の事件と現在の事件が
リンクしていくー
 
 
 
 
 
 
パトリシア・コーンウェルの
ケイ・スカーペッタシリーズ
第1作「検察官」が日本で出たのは
1992年だそうであります。
ワタクシもシリーズのアタマ3、4冊
読みましたが、その後すっかり
忘れておりました。
しかしこのシリーズはしぶとく続いており
(失礼!)
既に29冊出版されているとのこと。
 
思えばこの小説あたりから
洋の東西を問わず
解剖医や法医学者のドラマが
増えていった気がいたしますので
いわばパイオニア。
本家本元。
それなのに映像化は初めて
だそうであります。
 
なぜ今になってこれがドラマ化なのか?
もはや話も古いし、
解剖シーンにも新鮮味がないのでは
ないかと思っていたら
28年前の事件と現在の事件が
リンクして
ストーリーが過去と現在、並行して
語られるという手法で
その辺を解決させておりました。
 
原作が書かれた時代の雰囲気も描けるし
「今のドラマ」としても見れるし、
なぜ今ドラマにしたのかという
必然にもなる
なかなか考えられた構成なのであります。
 
とはいえワタクシのようなボケオヤジには
慣れてくるまで
「過去」なのか「現代」なのか、
シーン切り替わってしばらくは
わかりにくく、苦労いたしました。
 
(また、28年前はさすがにニコール・キッドマンが
演じるにはキツイので、
別の女優さんがケイを演じておるのですが、
最初はその識別さえできなかったのは
我ながらボケすぎでございましたが…。)
 
とにかく雰囲気はあるし、
原作者が制作に参加しプロットも万全。
こりゃ面白くなりそうと思ってたので
ありますが、
ややストーリー展開が遅く
なかなか事件捜査が進まないので
ございます。
 
思うに原因は
ケイのお姉さん・ドロシー役の
ジェミー・リー・カーティス
(昔はホラーのスクリーミング・クイーン
としてならしたのに、今じゃどっちかというと
スクリーミングされる方のイメージ)
をはじめとして、
お姉さんの娘でケイがずっと養育していた
ルーシー、警察を引退してドロシーと結婚
しているダン・マリーノ、
ケイの旦那のFBIのプロファイラー・
ベントン(「メンタリスト」のサイモン・ベイカー)
そしてAIのジャネット(グッドプレイスではない!)
という濃すぎるメンツがケイのファミリーで
このファミリーのパートが強烈すぎて
事件がちっとも進んでいかないのであります。
(特にドロシーは見るのが嫌になるくらい
強烈であります)
 
とはいえ
第1シリーズの終わり頃になると
ようやく見る方も慣れてきて
だんだん面白くなってくるのでありますが
そんな頃、クリフハンガーたっぷりに
第1シリーズは終わってしまうのでありました。
 
こういう第2シリーズへの引っ張りで
終わるのって、なんか納得いかない…。
(アマゾンいい加減しろよ。
それとお前んとこ、レギュラー配信で
CM多すぎ。大杉漣。)
 
配信サービスへの苦言を呈しつつ
今回はこの辺で終わりです。
色々言いつつも
「スカーペッタ」
第2シリーズ期待しております。
 
 

Dena3タテ!口惜しいのでネトフリ映画見る 「ベイビーわるきゅーれ」「ゴールドボーイ」「本心」「アンダーニンジャ」

みなさまご機嫌いかがですか?
待ちに待ったプロ野球が開幕いたしましたが
ご贔屓のベイスターズがいきなり
去年の最下位スワローズに「あらら」と
言ってる間に3連敗。
春もはよから意気消沈の
阿覧澄史あらんすみしでございます。
(ブンブン丸に負けるなんて…。
くそー酒が不味い。)
 
…まあ、春であります。
ベイスターズの連敗など忘れて
気を取り直しまして参りましょう。
今回は久々に日本映画を
取り上げたいと思います。
 
題して
「春ですね。ベイスターズが負けて
口惜しいクソオヤジ(60代)が
ネトフリの『今日の映画TOP10(日本)』を見る」
(まんまやないか!)
 
 
 
 3月28日のネットフリックスの
『今日の映画TOP10(日本)』は
 
1 BTS   The return (ドキュメント)
2 ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ
3 ゴールド・ボーイ
4 超かぐや姫 (アニメ)
5 本心
6 ウォーマシーン 未知なる侵略者
7 アンダーニンジャ
8 侍タイムスリッパー
9 ドラえもん のび太の絵世界物語(アニメ)
10 K-popガールズ デーモンハンターズ(アニメ)
 
でございました。
 
ドキュメントとアニメは当ブログの守備範囲外で
ありまして、「ウォーマシーン」と
「侍タイムスリッパー」は既にご紹介
しておりますので、今回は
「ベイビーわるきゅーれ」
「ゴールドボーイ」
「本心」
「アンダーニンジャ」を
見て感想を述べて参ります。
(あくまで個人的意見でございますので
異なるご意見をお持ちの方がいても
当ブログに対するヒボウチュウショウ
ドローン攻撃等はお避けください。)
 
 
 
<春ですね。ベイスターズが負けて
口惜しいクソオヤジ(60代)が
ネトフリの『今日の映画TOP10(日本)』を見る
その1>
 
「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」(2024年)
脚本・監督 阪元裕吾
高石あかり 伊澤彩織 池松壮亮
 

ベイビーわるきゅーれナイスデイズ
<あらすじ>
「台東区で活動する殺し屋」ちさととまひろは
殺し屋協会の依頼を受けて宮崎にやってくる。
早く仕事を済ませて焼肉を食いに行こうとする
二人だったが、ターゲットの男は
別の殺し屋に襲われているところであった。
 
邪魔をされてキレる別の殺し屋・冬村と
ちさと達は戦闘になる。
しかし圧倒的な強さを持つ冬村に
二人は倒され
ターゲットにも逃げられてしまう。
 
それを知った殺し屋協会から
ベテランの殺し屋入鹿と七瀬が送り込まれ
ちさと達は入鹿達と共に
冬村を抹殺するように命じられるのだったー
 
 
 
シリーズ第3弾の映画だそうであります。
主役の一人は今や朝ドラヒロインで
大出世の高石あかり。
 
前々からこの映画の存在は知っておったので
ありますが、「女の子二人の殺し屋もの」
という設定がオタクっぽく、胡散臭くて
「いいトシしたオヤジの見るもんじゃない」と思い
未見でございました。
 
今回こういう企画で
初めて見たのでありますが
完全にワタクシの見識不足でありました。
 
…いや、面白いじゃん。
 
思ってたよりもアクションシーンが
本格的で(殺し屋というよりカンフーアクション?)
脱力系な日常ドラマとの対比が面白く
1作目から見てみようかなという気に
なったのでございました。
 
「女の子二人組の殺し屋」という
リアリティのなさが
逆にこのドラマをはっちゃけさせ
「作り物」であるという
開き直りの醍醐味を存分に
見せてくれるドラマでありました。
 
 
 
 
 
 
<春ですね。ベイスターズが負けて
口惜しいクソオヤジ(60代)が
ネトフリの『今日の映画TOP10(日本)』を見る
その2>
 
「ゴールド・ボーイ」2024年
脚本 港岳彦
監督 金子修介
岡田将生 羽村仁成 黒木華 江口洋介

ゴールドボーイ
<あらすじ>
沖縄の断崖絶壁で金持ち義父母を突き落とし
殺害する婿養子・東昇。
事故を装い、悲嘆にくれる姿を見せるが
妻や警察は疑いの目を向けている。
 
一方、母と暮らす平凡な中学生・朝陽の許に
幼馴染の浩とその義妹夏月が現れる。
夏月が義父を刺して逃げてきたという。
二人を匿う朝陽。
 
そして朝陽達が海辺で写真を撮ると
偶然崖から落下する物体が映り込む。
それは昇が義父たちを突き落とす姿であった。
 
朝陽は浩たちに犯人を脅迫しようと提案するー
 
 
 
 
中国ドラマの日本リメイクというか、
原作小説を日本向けにアレンジして
沖縄を舞台に映画化したもの
だそうであります。
日本映画ですがプロデューサーは中国のヒトで
チャイナマネーで作られております。
 
ベテラン金子修介カントクにしては
始まってしばらくは演出が雑な気が
いたしまして、
「子供にちゃんと芝居つけてるの?」
とか思っておったのでありますが
話が展開していくうちに
納得したのでありました。
(ネタバレになるので多くは語りませんが…)
 
要するに断崖絶壁から始まったので
ワタクシ「火サス」「土曜ワイド」的な
2時間ドラマみたいなオーソドックス推理ドラマ
になるのかと
無意識に予想してしまったようであります。
 
え?それが狙いだったの?
(そんなわけないか)
 
意外な方向に話が膨らんでいき
ちょっと新鮮でありました。
 
とにかくラストで登場人物が崖の上に
集まって真犯人が犯行を告白したりは
しなかったことをご報告しておきます。
 
 
 
 
 
 
 
<春ですね。ベイスターズが負けて
口惜しいクソオヤジ(60代)が
ネトフリの『今日の映画TOP10(日本)』を見る
その3>
 
「アンダーニンジャ」(2025年)
原作 花沢健吾
脚本・監督 福田雄一
山崎賢人 浜辺美波 坂口涼太郎

アンダーニンジャ
<あらすじ>
現代日本から消えたと思われていた
「忍者」たちは忍者組織「NIN」の許、
密かに生き残っていた。
そしてNINから抜けた一派が
「UN(アンダーニンジャ)」として
NINに反旗を翻し、社会の闇の中
死闘が繰り広がれていたのだったー
 
そんな中、暇を持て余す
NINの下っ端忍者・雲隠九郎に
講談高校に潜入して、UNの忍者を
探るように指令がくる。
 
九郎は試験をなんとかこなし
講談高校に編入、
野口や瑛太というクラスメートの
助けを借りてUNの忍者を探り始める。
 
一見平穏な学園内は
実は魑魅魍魎が跋扈する
(ちみもうりょうがばっこする)
混乱状態であり
すでにNINやUNの忍者が
入り乱れており、
伝説の忍者・順風耳という
用務員も九郎に近づき
一触即発状態であった。
 
果たして九郎の運命やいかにー
 
 
 
 
 
漫画原作の映画であります。
原作はどうかよくわからないのでありますが
前半はオフビートなギャグやベタなギャグ
(というよりコント?)連発でありまして
「ほんとにこんな原作なのかよ趣味性も
いい加減しろよ福田雄一!」的なもので
ございました。
(面白いギャグもありますが、
おなじみ佐藤二郎やムロツヨシの
明らかにアドリブなコントが延々続きます)
 
主人公が舞台の学校行く(話が始まる)のが
始まって50分ぐらいしてからで
前半ギャグ→後半アクションという
大変バランスの悪い感じでございました。
 
まあ監督の人選の時点で
こうなっても仕方ないのでありまして、
原作ファンが
「なんで福田雄一なんだよ!
真面目にやれ!」
と憤懣やるかたない気持ちも
わかる気がいたします。
 
しかし、ここまでやるなら
いっそのこと腹括って
最後までギャグで通したら
それはそれで痛快だったのにと
思ってしまいました。
(文句があればプロデューサーに。)
 
アクションは思ったより本格的でございました。
 
 
 
 
 
 
<春ですね。ベイスターズが負けて
口惜しいクソオヤジ(60代)が
ネトフリの『今日の映画TOP10(日本)』を見る
その4>
 
「本心」2024年
原作   平野啓一郎
脚本・監督 石井裕也
池松壮亮 田中裕子 三吉彩花
 

本心
<あらすじ>
工場で働く石川朔也は、同居する母・秋子から
「大切な話をしたい」という電話を受ける。
 
急ぎ帰宅する朔也の前で
豪雨で氾濫する川に身を投げる母。
朔也は母を助けようと川に飛び込むが
昏睡状態となってしまう。
 
そして朔也が目覚めると、一年が経っていた。
 
勤務先の工場はロボット化されて
仕事がなくなり、
遠く離れた依頼主の指示通りに動く
「リアル・アバター」の仕事に就く朔也。
技術の目覚ましい進化に
気後れする朔也であった。
 
淡々と暮らす朔也は考え込む。
母は「自由死」という制度を申し込んでいた。
なぜ母は死のうとしたのか?
そして母は何者だったのか?
 
そんなある日、朔也は
仮想空間上に“人間”をつくる技術
「VF(バーチャル・フィギュア)」の存在を知り
母のVFを発注し、母の死の理由を知ろうとする。
 
そして母のことを知るために
母の親友だった三好という若い女と会い、
困っていた三好を家に住まわせる。
 
母のVFと三好、
「3人」の奇妙な生活が始まるー
 
 
 
静謐、芸術チックな映画でありまして
ある意味心地よかったのですが
うーんどうでしょうこの映画(長嶋茂雄風)
ワタクシ的には
後半リアルアバターの仕事がらみで話がとっ散らかり
テーマが分散してしまったような
気がいたしました。
 
うーん。もっとおっかさんと主人公の話に
集中させた方が良かったような。
たとえ映画としてつまんなくなったとしても
もう石井さん巨匠なんだから許されるよ。
(上からマリコな意見!)
 
それにしても「ベイビーわるきゅーれ」見てから
これ見たので、池松壮亮のキャラが目眩するほど
真逆でクラクラいたしました。
 本質的に芝居のやり方は全力「池松壮亮」演技で
両作品でも同じ方法論でやってて
ブレてないんですけどね…。(褒めてます)
 
 
 
そんなわけで好き勝手申し上げましたが
(ベイスターズ3タテが尾を引き多少辛口か?)
春真っ盛りで浮かれたオヤジの戯言と
スルーしていただけると幸いでございます。
 
皆様も普段見ないような映画とかにも
チャレンジングしてはいかがでしょう?
 
ではごきげんよう。

「LORD OF THE FRIES/蝿の王」(U-NEXT) 原作を読んだ頃は映画館でおにぎり食べていた話。

蝿の王
春の気配漂いつつも
なかなか暖かくならない今日この頃
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
暇に任せていろんなところに出かけては
苦言を呈したり、いちゃもんつけたり
しております(一緒だ)
阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
先日久々に映画館に行ってまいりました。
娘がピクサーのアニメ
「わたしがビーバーになる時」
を見たいというので、
その付き添いでありますが
かなり久しぶりに映画館で映画を
見たのであります。
(最後に見たのはイーストウッドの
「クライマッチョ」か。)
 
「わたしがビーバーになる時」は
ピクサーにしては台本がイマイチで
世界観が完全に作れてないのに
難しい話を作ろうとしていて
ちょっと期待外れでございました。
幼い子供向けにもならず
虻蜂取らずな感じ…。
 
ちょっと見てるのが辛くなって
ポテトチップス取り出して食べてたら
娘に「持ち込み禁止だよ!」と
叱責されて
ようやく思い出したのですが、
シネコンは売ってるポップコーンとか
以外は禁止でございました。
 
仕方ないので隠れて食べましたが…。
(結局食うのかよ!)
 
その昔、ワタクシは
(それこそ「蝿の王」の原作読んだ
中学生ぐらいの頃)
自分で握ったおにぎり食べながら
一日中映画館にいる
と言うことが多うございましたので
その記憶から
映画館が持ち込み禁止などという
認識は薄かったのであります。
 
なにしろ昔の映画館の売店は
ろくな食い物がなくぼったくり価格。
萎びたサンドイッチや
得体の知れないメーカーの
ポテトチップスや品川巻や
ラスクが細々と
売ってるのみでございました。
 
コーラとかも変なメーカーのもの
だったりして。
(「タクシードライバー」で
デニーロが見に行くポルノ映画館でも
ロイヤルなんとかコーラとか
変なメーカーでした。)
 
だから自分で持ってくしかなかったので
ございます。
 
 
なんだか話がそれましたが
最近気がつくと
延々昔話をしてるワタクシでございます。
 
こうやってどんどん時代から
取り残され、
偏屈クソジジイへの道まっしぐら
なのでありましょうか?
 
 
 
 
 
<U-nextの最近のやつを見る その1>
「蝿の王」2026年英
原作    ウィリアム・ゴールディング
製作・脚本 ジャック・ソーン
監督    マーク・マンデン
出演    ウィンストン・ソーヤーズ
      ロックス・プラット
      デヴィッド・マッケンナ
(1シーズン 4話)
 
 
 
<あらすじ>
戦争を避け疎開する子供達を乗せた
飛行機が南太平洋の無人島に墜落し
少年達が生き残る。
その中のひとり・ピギーはラルフと出会い
二人で生き残りの少年を集める。
リーダーをラルフに決めて小屋を作り、
狼煙を上げて救援を待ちつつ
規律を定めて暮らし始める少年たち。
 
しかしラルフと仲の悪かったジャックは
元々の仲間と「狩猟隊」を名乗って
好き勝手な行動を取り始める。
 
日々対立していくラルフ達とジャックら狩猟隊。
やがてジャック達は原始的な本能が目覚め
蛮族のような姿で凶暴になっていくー
 
 
 
 
ワタクシも若い頃集英社文庫で読みました
ゴールディングの「蝿の王」のドラマ化で
あります。
「十五少年漂流記」の闇堕ち版みたいなもので
なぜ今「蝿の王」なのかという気も
いたしますが
「アドレセンス」の脚本で一気に名を上げた
ジャック・ソーンが
「今のうちにやっちゃえ」と
どさくさ紛れに企画したのでありましょうか。
 
「アドレセンス」に続き子供の話だし
漂流ものなら景色はいいし、
子供と悪いコトと言うテーマを
表現できるし。
 
子供たちの顔のドアップを並べたり
もっともらしくゲージツ的に撮っているので
もっと迷走したり
メチャクチャになるかと思いきや、
割と原作に忠実なストーリーだったのは
意外でありました。
 
原作は確か「性悪説」というか、
寓話的に「人間閉鎖環境でほっとくと
悪いことはじめるよ。理性とか
言ってる場合じゃないし」
みたいな話だったような気がいたしますが
(なにぶん読んだのが大昔なんで
あんまり確信ありませんが…。)
今回のドラマ版のキモは
悪の親玉ジャックが
本当は弱虫だという描写が
何回か出てくるところにあるような
気がいたします。
 
原始的な生存競争にさらされたところでは
人は自分のよわっちさや
優しさを隠さないと生き残れない。
だからジャックはどんどん過激に
なっていくのか?
ヒューマニズムとは何か?
そんな根源的な問いかけを
感じたドラマでございました。
 
 
ちょっと無理して
評論ぽく書いてみましたが
(慣れないことはするもんじゃない)
ボーッとみてても楽しめるので
おすすめいたします。
子どもの芝居って面白いと思う
今日この頃であります。
 
そういうわけで今回はこのへんで。