
みなさまご機嫌いかがですか?
「ネトフリ100本見た」記念にブログの一大リニューアルを
敢行しております阿覧澄史あらんすみしです。
ブログを有料のものに変更し、独自ドメインを取り、
グーグルアドセンスを申請、分析ソフトを入れ
レイアウトを変更、と色々やっているのでありますが
自分で何やってるのか何がどうなっているのかさっぱり
わかっていないのでございまして、
「WEBサイトにタグを設定しろ」と言われても
どのページに何を入れるとどうなるのか判らず、
「あーめんどくさい!」と全て投げ出しそうになる
そんな毎日を送っております。(ジジイは気が短い)
普段からネットで何かの会員登録をする時も、
うまくいかないと
「あーもう客にこんな面倒なことさせるな!
こんな屈辱を受けるならもう会員にならなくてもいい!」と
もはやカスハラに近い怒りをバクハツさせてしまうことが
よくあり、このブログもボールペン原紙でわら半紙に印刷して
郵送で運用したいぐらいであります。
(きっとかえって大変…)
さて、老人の戯言はこのくらいにしておき
本日のお題はネトフリ・リミテッドシリーズ「アドレセンス」。
ちょっと話題になっておりますこの作品、
果たしてわら半紙オヤジに現代っ子の思春期(アドレセンス)が
わかるのか?
わかんねえだろうなー。(松鶴家千とせ風)
ネトフリ新作レビュー(感想文?)
「アドレセンス」 2025年 英
脚本 スティーブン・グレアム ジャック・ソールン
監督 フィリップ・バランティーニ
(1シーズン 4話)
イギリスのごく普通の住宅街。その中でもごく普通の家・
ミラー家に早朝、警察が突入する。
まるで凶悪犯の逮捕のように物々しくドアを破る武装警官に
子供部屋で確保されたのはミラー家の長男で、まだ13歳の
ジェイミーだった。
何が起きたのか判らず「間違いだ」と繰り返すミラー家の
人々を置いて、警察はジェイミーを連行する。
警察署で淡々と逮捕の手続き、取り調べが行われる中
ジェイミーは怯え、無罪を訴え続ける。
未成年者の付き添い人(「適切な大人」という役割)となった
ジェイミーの父親は、息子が同級生の殺人の容疑を
かけられていることを知る。信じられない父親。
しかし警察の取り調べで、次第に父親の知らない
ジェイミーの行動が明らかになってくるのだったー
この4話シリーズ、何が話題かというと
ひとつはなんといっても「ワンエピソード・ワンカット」
というところでありまして、
制作側は合成とか使わず、純然たるワンカットだと
言っているようであります。
ロケ場所が移動してないとことかは問題ないのでありますが
途中車に乗って移動して次の場所に到着するシーンや、
カメラが空に上がり大俯瞰になるシーンとかもあり
どうやって撮ってるんだろうと不思議であります。
クレーン?ドローン?
全部ドローンで撮ってたらうるさくて録音さんが
キレるだろうし、クレーンがそんな動き回ったら
セットが崩壊してしまうだろうし…。
手持ちカメラ?
途中でドローンにぶら下げて大俯瞰撮ったり、
落としてカメラ壊したりしてるのだろうか?
なんでも1エピソードにつき10回から15回ぐらい
撮影しているそうでありますが
終わり近くに長台詞いう時の俳優さんのプレッシャーったら
壮絶だろうと思います。
あと1分で撮り終わるって時に
セリフ言い間違えたりしてNGになったら
その1時間まるまるムダになってしまうのでありますから。
(セリフのはめ替えぐらいはやってるのだろうか?)
その撮影風景をドラマにしたいぐらいでございます。
面白い試みながら、まあ所詮撮り方の方法でありまして
見てる方としてはどうでもいいっちゃ、どうでもいい。
それによってドラマが面白くなるのかどうかだけが
大切なとこであります。
昔から「ワンシーン・ワンカット」という手法は
映画などでよく使われておりました。
これは
・緊迫感・空気感を出したい時
・俳優にテンションを与えたい場合
・画面にリアリティを持たせたいシーン
・時間がないのでガーッと適当に撮らなくてはいけない時(?)
などの演出のために使うとされております。
(中には二日酔いでカット割できない監督が
「ドンブリ(ワンシーンワンカットのこと)で行くか?」と
無理やりやることもある)
しかし一つのドラマを全部ワンカットにするとなると
もはや演劇。芝居小屋でやればいいのでありまして
映像の利点(時間と空間を省略できる)も
なくなってしまうし、余計手間と時間(つまりお金)が
かかるので誰もやらなかったのでありましょう。
それでも敢えてこのドラマがワンカットで
やろうとする意味はなんなのか?
話題性?儲けるため?(必要だ。)
面白いからやってみた?
ギネスに挑戦?
思うにドキュメンタリー的なリアリティを
持ちたかったからなのでありましょうか。
少年が逮捕されたり、カウンセリングを受けたりする
リアルタイムを再現したかったのかなと。
ある意味リアルなのでありますが
実生活というものは面白い瞬間だけでなく
ものすごくつまらない瞬間もあるわけで
ドラマは面白い瞬間をかいつまみ、デフォルメして
伝えたいことをわかりやすく伝えるものなので
この手法も
よっぽど練らないと面白くならず
(あんまり面白いとリアルでなくなる)、
検討の余地があるなあと
見ながらぼんやり考えていたという次第であります。
おっと、長くなってしまいました。
それからこのドラマの話題の2つ目、
少年がネットで影響を受けた思想についてですが
「インセル」という言葉と
「アンドリュー・テイト」という人物が出て参ります。
ワタクシはまったく聞いたこともないのですが
イギリスでは社会問題になっているそうであります。
詳しく書くと長くなるので
興味があれば各々でググって欲しいのでありますが(適当?)
簡単にいうと
「モテない男がモテないのはある種の差別だ。だから女は嫌いだ」
といってネットでクダ巻いてるグループのことで
あります。(簡単に言い過ぎの気もするが、あながち
間違ってないと思われます…)
この人たちは女嫌いのあまり女性蔑視発言したり、
女性に暴力を振るったりして、イギリスで問題に
なっているそうであります。
(アンドリュー・テイトは女性蔑視主義者の親玉(?))
ネットの中には玉石混交、嘘のような真実や
真実めかした嘘が入り混じっておりまして
年端のいかない子供にネットを自由に見せると
ろくなことにならんというメッセージが
話題なのでございます。
それにしてもホントにネットって厄介。
やっぱりこのブログもわら半紙でミニコミ誌に
しようかしらと考える今日この頃であります。
というわけで前半熱弁しすぎて
なんだか尻切れとんぼになったよーな
今回のブログでございますが
今後まだまだ趣向を凝らしたくだらない企画(?)を
用意しておりますので
お見捨てなきよう…。