
みなさまご機嫌いかがですか?
今年はもう仕事おさめかと思ったら
思わぬことに仕事が舞い込み
毎日東京に通う阿覧澄史あらんすみし
でございます。
日によっては千代田線のラッシュ時間に
乗らねばならぬ
消耗激しい日々であります。
いつもだったら
「ごほ、ごほ。持病の癪(しゃく)が…」
とか言って年またぎの仕事は断るので
ございますが
あんまり断ってると
「ほお、うちとこの仕事はできん言わはり
ますんか。ほな、付き合いもこれまでですな。
ぶぶ漬けどないどす?」
とかなぜかまたエセ関西弁で凄まれそうで
泣く泣く受けたのでありました。
(ホントは関西弁ではありませんでしたが、
前使って気に入ったのでまた使いました…)
久々に満員電車に揺られてて
思ったのでありますが、
ラッシュ時の混雑が昔より緩和されてる
のではないでしょうか?
30年ぐらい前に毎日足立区から日比谷線で
ラッシュ時間に都心に通っていた頃は
もっとめちゃくちゃに混んでて、
体が浮きあがるぐらいひしめき合ってた
気が致します。(知らんけど。)
フリーランスのジジイの悲哀はさておき
今回は「ベターコールソウル」
「ブレイキングバッド」の
クリエイター・ヴィンス・ギリガンの
待望の新作「プルリブス」であります。
<AppleTVで見たかったドラマを見る>
「プルリブス」2025年米
クリエイター ヴィンス・ギリガン
監督 脚本 ヴィンス・ギリガン
ゴードン・スミス他
出演 レイ・シーホーン
カロリーナ・ビドラ
カルロス・マニュエル・ベスガ
(1シーズン 9話)
あらすじ
600万光年の彼方から謎の信号が送られ
NASAのアンテナがキャッチする。
それはウイルスの遺伝記号であると解読され
陸軍の研究所で動物実験が行われる。
その頃、小説家のキャロル・スターカーは
自作の官能冒険小説「ワイカロの血の歌」の
朗読会を満場の有閑マダム(古い表現!)
の前で行っていた。
自分の作品のあまりのくだらなさに失望し、
マネージャーでパートナーのヘレンに
「文芸作品を出版して!」と訴えるキャロル。
しかし作品はくだらなくとも、
まあまあの成功とまあまあの幸せな生活を
送っているキャロルであった。
その頃陸軍の研究所ではラットに噛まれて
研究員がウイルスに感染。
そこから所内にウイルスが「整然と」
組織だって感染していくのであったー
さらにキャロルがアルバカーキに戻った夜、
感染は町中に広がり
ヘレンも感染に倒れてしまう。
なぜか感染しないキャロルは
町中の人々に一斉に
「我々はあなたを助けたい キャロル」と
言われ家へ逃げ帰る。
全く意味がわからないキャロル。
そしてウイルスは
瞬く間に世界中に蔓延するー
キャロルはテレビのキャスターに語りかけられ
「感染した人々はすべて同一の意識を持ち
世界は個人というものを持たなくなった」
ことを知る。
そしてキャロルのように感染しない人々は
世界に11人しか残っていないということも。
世界を個人にとり返すべく
キャロルの孤独な戦いが始まる。
それは
平和主義者という
タチの悪い敵との
とんでもない戦いであった…。
さて、キム姉さんことレイ・シーホーンが
主役を務める「プルリブス」。
ラテン語の「多くの中のひとつ」と言う
意味だそうであります。
なんのこっちゃわからんと思いますが
このドラマを見るとなんとなくわかります。
「ブレイキングバッド」
「ベターコールソウル」に引き続き、
なぜアルバカーキなのかはよくわかりませんが
期待が高まります。ワクワク。
前2作との違いは、「SF」であることと
悪人だらけだった前2作と一線を画し
今回の「プルリブス」では粗暴な悪人が
全く出てこないということでありましょう。
(ギリガンは「もう悪人を出すの飽きた」と
言ってたらしい)
侵略者はウイルスを使って
全人類を単一化してしまいますが
彼らは「嘘をつけず」
「生き物を自らの意思で殺せない」
のであります。
自分の右手が左手を攻撃しないみたいに
他人もまた自分の一部なので
意見の食い違いも、憎しみも妬みもない
状態なのですが、
うすら寒くそら恐ろしい世界であります。
悪人は出てこないけど、それ以上にコワイ。
(ワタクシはなぜか前にやった仕事で受けた
リスペクトトレーニングの講師の笑顔を
思い出してしまいました…こわ)
主人公・キャロルは単一化してしまった
人類を元に戻すため、
ありとあらゆる努力をするのでありますが
キャロルが罵詈雑言を浴びせ
逃げ惑う(感染した)人々を見ると
キャロルの方が悪い奴に見えてしまうという
このセンスはすごいなあと感心いたします。
そして
peace,Love,and Understandingな世界に
真っ向から立ち向かう
仲間外れの気難しい毒舌女・キャロルは
ワタシら時代遅れのオヤジたちのようでもあり、
ワタクシはキャロルにすっかり感情移入
してしまうのでありました。姉ちゃんガンバレ!
ヴィンス・ギリガンの
王道からちょっと外したセンスが際立つ
ちょっと外れたSFでありました。
まだ6話までしか配信されておりませんが
続きが早く見たい!
一体どんなオチがあるんだろう?
<どうでもいい追記>
レイ・シーホーンは子供の頃厚木に
住んでてピンクレディーのファン
だったそうです。
(ホントにどうでもいいなあ…)