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配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾンその他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「オクジャ」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#73

オクジャ Netflix
ご機嫌いかがですか。毎日元気にネトフリ鑑賞しております
阿覧澄史あらんすみしでございます。
配信ドラマ見るだけで他になんもしないというふざけた
日々を送っておりますと
現代社会に取り残されたようで不安になり、
気休めにネットニュースなどをよく見るのでございますが
AIやらギグワークやらSNSやらが日進月歩で進化している様子が
よけい年寄りの不安を煽るのでございます…。
「画像生成AI? 縦型ドラマ? タイミー? なんじゃそりゃ?」
 
AIなども試したりいたしましたが、なんせワタクシのメインPCはMacBook Air(13inch MId 2013)でございまして(もう12年もの)
OSはカタリナ10.15からアップデートできなくなり、使えなくなる
ソフトが続出しております。
(もはやLINEすらpcで使えない…)
 
 「さすがにこりゃ買い替え時かなあ…」と思うこの頃なので
ありますが、PCの価格を考えるとなかなか決断がつかない。
ワタクシ、骨の髄から貧乏人でありまして
「まだ使えるもったいない」
がいつになっても抜けないのでございます…。
 
でもなあ…。
(巻頭の「ご機嫌いかがですか」からに戻る)
 
ネトフリチャレンジ その73
「オクジャ」2017年 米韓合作
脚本・監督 ボン・ジュノ
脚本    ジョン・ロンソン
制作総指揮・プロデューサー (多数)
出演    アン・ソヒョン ティルダ・スウィントン ポール・ダノ 
 
 
アメリカの大企業ミランダが新種の巨大ブタの育成コンテストを行なう。
巨大ブタは世界各地に送られ、そのうちの一頭「オクジャ」は
韓国の山奥で仲良しの少女ミジャに育てられ成長、コンテストに優勝する。
優勝したブタはミランダに買い取られ、ニューヨークに送られることに
なるが、
納得できないミジャは(ドナドナ?)オクジャを取り戻そうと
ソウルのミランダの支社に向かう。
そこに「動物解放戦線」のエコテロリストたちが介入して
オクジャを巡って大騒動が巻き起こるー
 
おお、あらすじだけでも面白そうじゃないですか。
ボン・ジュノ監督の過去作はワタクシ的にはいまいち乗り切れなかったので危惧しておったのですが、この作品は面白く見られました。
 最初はトトロ的なブタと仲良く暮らすハイジ(じゃなかったミジャ)と
おじいさんの描写が宮崎駿風でありまして、のどかで心地良い感じでございます。
 そしてストーリーが進みますと巨大ブタ・オクジャが都会に送られまして、そのオクジャを拉致して大企業の陰謀を暴こうと「動物解放戦線」が現れるのでございますが、ワタクシこういう敵味方入り乱れる展開の
ドラマが好きなのでワクワクいたしました。
(あといいやつだか悪いやつだか曖昧なエコ・テロリストという存在も
馬鹿馬鹿しくて好き)
 さらにそのリーダーがマスクを外すとなんとポール・ダノ。(40すぎても子役顔)でございまして、
大企業ミランダの方のキャスティングには「ブレイキングバッド」シリーズの真面目な顔だけど絶対悪人のジャンカルロ・エスポジートがいたり、
キャスティングも無制限な感じでございました。
 
 なんだか巨匠となってなんでもできるようになったボン・ジュノが
大金かけて酒場の馬鹿話を映画にしたような映画なのでございます。
(いいなあ。巨匠は…)
 
 そうは言ってもやはり作家性はございまして、ハリウッド映画じゃ
まずホンペンに入れないであろう巨大ブタ屠殺場(食肉工場)シーンもあったり、微妙に外した演出のこだわりも感じました。
 
難をいうと後半からラストにかけてが強引だったり
ひねりが足りない感じがしたのでありますが、
(見方によってはフェリー二っぽいのか?)
まあ満足の一本でございました。
 
ネトフリチャレンジ次回は
「スタートアップ:夢の扉」であります。
「起業を舞台にした韓流ラブロマンス」かあ…。
…やっぱり巨大豚が暴れたりはしないんだろうなあ。