
ご機嫌いかがですか?
せっかく深夜勤務に慣らしたのに
先日一時帰郷したら夜グーグー寝てしまい
元の木阿弥な阿覧澄史あらんすみしでございます。
そして娘のみやげに
ぞんざいな「干物」のキーホルダーを
買って帰ったら
意外にも喜ばれたのは驚きでございました。

小学生の考えることはわからん。
<Amazonプライム やや話題作を見る>
監督 吉野耕平 ほか
脚本 高井光
(1シーズン 8話)
<はじめのあらすじ>
「海自はじまって以来の英才」と呼ばれる
海江田四郎艦長率いる潜水艦「やまなみ」が
正体不明の潜水艦と衝突し沈没、
乗員全員の死亡が報道される。
しかし海江田をよく知る
潜水艦「たつなみ」の艦長深町洋は
この事故に疑問を抱く。
深町はたつなみのソナーマン・南波に
事故音を解析させ、
乗組員が脱出していることを突き止める。
海江田以下やまなみの乗員たちは
日米が共同で極秘に建造していた
原潜「シーバット」に乗り込むために
事故を偽装していたのであった。
そのシーバットが試験航海の最中
米軍原潜に音響魚雷を喰らわせて
逃亡するという
日米を揺るがせる大事件が起こり、
深町の「たつなみ」は
シーバットの捕獲を命じられる。
やがて海江田は原潜シーバットを
「独立国家やまと」とし
自らを元首だと宣言する。
国家の威信をかけてシーバット=やまとを
葬りさろうとするアメリカ
アメリカとやまとに翻弄される日本政府
そして果たして海江田の目的とは?
深町は海江田を止めることができるのか?
コミック・モーニング連載当時から
読んでおりました。
連載開始は88年といいますから、
もう37年前のことでございます。
(えー?そんなに前!)
思い起こせば37年前というと
ワタクシは学校出てフリーター。
やってた頃であります。
ビデオ屋からビデオがなくなるほど
忙しかった正月の日々が
昨日のことのよーに思い出されます。
(知らない若いヒトに説明すると、
TVが一週間ぐらいずっと天皇特番しか
やってなかったので、退屈した民衆が
蜂起してビデオ屋に押し寄せた。これホント)
そういえばあの頃、ワタクシは
失恋の痛手をいやそうとー
(いやいや、何を書いてるんだ!
昔ばなしになると歯止めがかからんワタクシ)
失礼いたしました。
…要するに「沈黙の艦隊」が
かなり遠い昔の
漫画であるということであります。
そんな古いマンガが映像化されると
聞いたのが去年だか一昨年だかで
なぜ今頃ドラマ化なのか?
どうして今更そんな企画通ったのか?
と訝しんでおりましたが、
「ようやく日本にも原作をクリアできる
CG力がついた」
「大沢たかおパワー」
というのが大きかったのであろうと
推察いたします。
それがアマプラで人気を集め、
現在映画第2弾「北極海大海戦」も
絶賛公開中ということでございます。
アマプラ配信当初はワタクシ
「ネトフリ100本チャレンジ」に手一杯で
ございまして、今回ようやく第1シリーズを
見たのでありますが
なかなか堂々とした作品に仕上がっております。
よっぽど綿密に取材したのか
潜水艦シーンにはリアリティがあり
潜水艦の海戦の出来は
10年前のハリウッドレベルまで
来てるのではないでしょうか
(予算は多分100分の1ぐらいで…)
アメリカの空母が「カールビンソン」から
「ロナルドレーガン」に変わっていたりとか
時代的なマイナーチェンジはありますが
お話はほぼ原作通りでありまして
原潜「シーバット」は独立国家「やまと」となり
日本国との同盟を締結し
ニューヨークに向かうのでありました。
なにしろ原作通りですから
ワタクシ見てる時はあんまり違和感を
感じなかったのでありますが、
よくよく考えると
37年前と今では政治的状況が
大幅に変わっておりまして
現在の話としては「ちょっとおかしいのでは?」
という気もしてまいります。
原作発表の頃はまだソビエト連邦もあり
「東西冷戦」といえるような時代の話であります。
今、「やまと」と日本が同盟組んだら
うるさい中国が黙っちゃいないだろうし
北朝鮮だってミサイル撃ってくるかも(?)。
なので総理大臣もそんな簡単に
やまとを助けるような決断はできない
気がいたします。
時代設定を変えるのなら
話もそこまで考えて変えるべきではないかと
思う次第でありました。
(かわぐちかいじだって
今は中国が攻めてくる「空母いぶき」描いてるし)
あとは原作の生硬さがそのまんまで
シリアスすぎて疲れるので
笑えるシーンを入れて欲しいのと、
アメリカ側キャスティングが
「突破ファイル」の再現ドラマレベルなので
もう少し頑張って欲しいと思いました。
(我ながら偉そうに言ってるなあ…。
田舎のオヤジの戯言だとお聞き流しのほどを)
色々苦言を呈しましたが
第2シリーズも結構楽しみにしておる
ワタクシでございました。
そういうわけで
出稼ぎは続き、このブログも続きます。
(イバラキに帰れるのは11月かなー。)
本当にいそう。
酒向芳の外務大臣も良い。
追記2 アマプラは最近CMが多すぎ。見にくい!
(でもワタクシはケチなので「広告なしプラン」に
するくらいなら解約するでしょう)