
ご機嫌いかがですが?
家にずっといるとボケるばかりなので
先日人生初のフリーマーケット出店を
いたしました阿覧澄史あらんすみしです。
(新しいコトをするのは脳にいいらしい)
愚妻にクルマ出させて(いや懇願して
ようやく出してもらい)荷物を運び、
ショッピングセンターの一角で
一日古本を販売しておりました。
所詮イナカのフリマでございますので
大して売れはしなかったのでありますが
男の子が「これ欲しい」とコミックセットを
お父さんにねだり、買って帰った時の笑顔が
とても印象的でございました。
(ちなみにコミックは「暗殺教室」。
なぜそんなのワタクシが持ってたのかはヒミツ)
その日の売り上げはショバ代払って、
帰りに家族で寄ったサイゼリアの支払いしたら
さっぱり消えてしまいましたが
またやりたいと思う
金儲けには程遠いワタクシでありました。
今回そんなワタクシが見るのは
お金のためなら命を賭ける男女を描く
「イカゲーム3」
でございます。
優勝賞金456億ウォンていくら?
50億円?!
<Netflix 新作を見る>
「イカゲーム」シーズン3 2025年韓国
監督・脚本 ファン・ドンヒョク
出演 イ・ジョンジェ
ウィ・ハジュン
<あらすじ>
勝てば天国、負ければ…即死。賞金に目がくらみ、
奇妙なゲームへの招待を受けた参加者たちを
待っていたのは、昔ながらの遊びを取り入れた
死のゲームだった。
(ネットフリックス公式サイトより)
世界的に大ヒットいたしました「イカゲーム」。
最初のシーズンの時は日本でも
かなり盛り上がっておりましたが、
その完結編・シーズン3が配信されております。
正直、盛り上がってるんだか盛り上がってないんだか
ビミョーなところでありますが
出来栄えに関してはあまり評判がよろしくない
ようでございます。
ワタクシその真偽を確かめるべく
未見だったシーズン2から見始めました。
詳細はネタバレ禁止のポリシーに基づき
割愛いたしますが、
主人公ギフンがもう一度新たなゲームに
参加するという筋だてでございまして
今回配信となったシーズン3は
シーズン2の話の途中からになっておりました。
(2と3で一つのシリーズだと思ってもいい)
1と比べるとセットがグレードアップしており
イ・ビョンホンは出ずっぱりだし、
かっこいいヤクザ役で韓流ドラマによく出てくる
パク・ヒスンがどーでもいい役で出てたり
役者のギャラもアップ。
明らかに前作よりお金がかかっております。
しかし、
なんか釈然としないことが多過ぎて
いまいち面白くならない。
(注 あくまでも個人的感想です!)
極限状況に置かれた時の人間の感情が
「もしかしたら、そうかもしれない」と
思わせるようなリアルさにならず
韓流の悪いとこ(デフォルメ過多・ハッタリ優先)
が出てしまっているのかと…。
そして、なんといっても主人公ギフンが
最初から最後まで沈鬱で
ゲームやってても弾まないので
つまんないのであります。
(注 あくまでも個人的感想です!)
なにしろギフンがゲームに参加した動機は
「犠牲者を少なくするために&
こんなゲームをやめさせるために」
なので
自分が勝ち続けると代わりに誰かが死ぬという
相反する気持ちのままゲームを続けるのは
無理があるのであります。
フロントマン(イ・ビョンホン)も
ひょこひょこ出てきて
何考えてるのかよくわかりません。
ギフンに何させたいのかも不明です。
ギフンの手を汚させて
「甘っちょろいヒューマニズムなんかクソだ」
と蔑みたいのか
それとも
「お前は俺みたいな悪党になるな」と
陰ながらヒューマニズムを応援してるのか。
撮影現場でイ・ビョンホンに
「僕はギフンに対してどういう気持ちなんで
しょう?」とか聞かれて
監督はしどろもどろになったり
してなかったのだろうか?
いろいろ気になります。
気になるって言えば
大体最後のゲームのひどいご都合はなんなんだ。
人数の計算ぐらいできないのか!
延々引っ張ったサイドストーリーは
両方ともあんまり意味がなかったし、
ーそれと赤ん坊!
なんか色々おかしいだろ論理的にー
(以下罵詈雑言3行略)
すみませんついコーフンして…。
書いちゃいけないコトまで書いてしまったような
気がいたしますが(まあ、いいか。)
監督脚本のドンヒョクさんは
前作よりも人間的な深みを求めたり
現代社会への問題提起したり
したかったのかな?
とは思いますが、ドラマとして
もう少し成立させるべきではなかったかと
愚行する次第でありました。
ただ、見応えはある作品でございますので
ヘヴィな週末を送りたい方、
ドラマにカタルシスを求めてない方、
韓流ドラマイズムがお好みの方は
ぜひご覧ください。
(そんな人はもう見てるだろうけど。
あんまりフォローにならなかった…)
そういうわけで
毀誉褒貶が激しいブログであったことを
深くお詫びしつつ(も内容変更せぬまま)
次回に続きます。
(追記)
「イカゲーム3」の最後にケイト・ブランシェット
が出てきます。
入れたんじゃないかと言われているそうであります。
(うーん。ギャラが456億ウォンだったら
やるかも…)