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配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾンその他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「YOU 君がすべて」完結篇第5シリーズを見る もっと女性を見る目を養え!ジョー。(もう遅いか…)

you 君がすべて Netflix
ご機嫌いかがですか?GW明けから仕事しており
東京に出稼ぎに来ているイバラキのおやじ・阿覧澄史
あらんすみしです。
最近の苦労は仕事より「喫煙場所の確保」で
ありまして、タバコ吸えない強迫観念に取り憑かれて
なんだかそればっかり考えております。
基本的に喫煙場所のないオフィスにおりますので
表のビルとビルの間とか、建物のくぼみで
見え隠れするぐらいの位置で麻薬の売人のように
隠れてタバコを吸ってて怪しまれたり、
仕事そっちのけで喫煙可能カフェの探索してたりで
なんやかんや忙しい今日この頃でございます。
(そんなことしてないでタバコやめろ!
という気もする)
 
さて今回は何をご紹介しようかと
考えておりましたが
このところネトフリチャレンジの後始末として
ストレンジャーシングス」とか、「全裸監督」
などワタクシがブログに書いてから更新された
シリーズを見ておりますので、
今回は「YOU 君がすべて」がめでたく完結した
という報を聞きこれを見ることといたしました。
 
 シリーズの1・2を見たのが、えーと
「ネトフリチャレンジその6」でございますから、
かれこれ4年前。
きのうの昼飯に何食ったかも覚えてないジジイ
詳細を覚えているわけもなく
1・2をさらっとおさらいして
シーズン3から真剣に鑑賞いたしました。
 
「you 君がすべて」2018~2025年米
脚本 マイケル・フォーリー ケリー・ブレスリンほか
監督 マルコス・シエガ シルバーツリー ほか
出演 ペン・バトリー マデリン・ブリューワー ほか
(5シリーズ 50話)
 
<なんとなく全体のあらすじ>
 本好きの常識人にして連続殺人鬼(サイコパス)の
ジョー・ゴールドバークは次々と人を殺し、
ニューヨークからロサンゼルス、さらにはロンドンと
過去から逃れるように転々とし続ける。
サイコパス生活からなんとか足を洗おうとする
ジョーであったが、女性への偏執狂的な執着が
蘇ったり、事件に巻き込まれたりして
気がつくと人を殺したり死体を埋めたり
隠したりしているのであった…。
 
<そして第5シーズンのあらすじ>
 ジョーは富豪である妻と結婚、実の子ヘンリーと共に
ロンドンからニューヨークに戻ってくる。
上流階級の落ち着かない生活の中、ジョーは
サイコパスこそが自分のアイデンティティではないかと
考え始める。
そして最愛のパートナーを手に入れた
サイコパス・ジョーの
最後の恋、最後の殺人の日々が始まるのであった。
 しかしその頃ジョーの過去の悪行三昧を
知る人々がその罪を暴こうと動き始めており、
ジョーは次第に追い詰められていくのであったー
 
(…これは「あらすじ」なのか?
アバウトですみません。
ネタバレしないようにと思って…)
 
さて「YOU君がすべて」でありますが
ニューヨークの書店員だった第1シリーズ、
ロサンゼルスに行き、料理人ラブと出会う
第2シリーズまでは
以前「ネトフリチャレンジ」で見ておりました。
ジョーという主人公はサイコパス
どんどん人を殺しちゃうようなわるい奴なので
ありますが性格は悪くないし、恋愛に一途な男
でございます。
(「憎めない」とか書いてるネット記事も
ありましたが正真正銘「悪人」でございます)
 
その悪人がなぜ視聴者の支持を受け、
第5シリーズまで生きながらえたのかと、
ワタクシつらつら考えました。
それは「金持ちに対するスゴイ敵意」
なのではということでございます。
(はっ。これ前のブログにも書いたか?
でもまあボケ老人だし、いいか…)
 
このシリーズに出てきます主人公以外の登場人物は
NY(1、5),ロス(2),アメリカ西海岸の
マドレリンダ(3)、ロンドン(4)と
どこに行っても金持ち・上流階級の人々でありまして、
いずれ劣らず裕福かつ嫌な連中に描かれております。
 
「このドラマの制作者は上流階級にどんな恨みが
あるんだ」
と思うくらい一貫して偏見過大でございまして
ジョーがいくら殺人犯でバンバン殺しても
「あいつらよりマシ」に思えてしまって
「嫌な奴ら」がジョーに殺されちゃっても
あまり痛痒を感じないというか、
むしろジョーを応援してしまうのであります。
サイコパス野郎なのに!)
 
そして金持ちを揶揄する皮肉っぽいジョーの
ノローグが
余計に人殺しを応援してしまうという気が致します。
 
懸案の第5シリーズでありますが
ファイナルと銘打ってるくらいですから
(銘打ってない?)
完結に向かって盛り上げ、突き進む感じでありまして
1シリーズからの総括的に、以前の登場人物が
出てきたりします。
(当然ワタクシはあんまり覚えてない…)
皮肉っぽくて面白かったジョーのモノローグが
だんだん余裕なくマッドな方向へと変化していき
普通のスリラーになっていくのは
個人的に残念でありました。
(ただサスペンス、スリラーとしては
なかなかの出来で楽しめると思われます。)
 
そしてジョーの妄執の相手・ブロンテでありますが
性格悪くて文学かぶれのやな女にしか見えなくて
(個人的見解です!)
「なんでなんだ」と思いましたが、
そういや、歴代の妄執相手みんな
性格悪くてインテリっぽくてやな女だったと
改めて思い直した次第であります。
 
ジョーはそーいうしょーもない女にばっかり
幻想を抱いて破滅しちゃった
「単なる女を見る目のない男」
だったのではないでしょうか?
え、そういう話だったの?
(身も蓋もない結論…)
 
まあ、色々考えられてなんだかんだ面白かった
「YOU」であります。
 
ワタクシは特に第3シリーズが楽しめました。
連続殺人鬼・ジョーが蒼ざめてしまうくらい
危険な人物がためらいもなく人殺しそうになるとこなど
「あっ!殺しちゃダメ!」とワタクシ画面に向かって
叫んでおったくらいであります。
 
皆様もご覧になって
サイコパスな夜をお過ごしください。
(なんのこっちゃ)
それではまた。