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配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾンその他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#63

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 Netflix
ご機嫌いかがですか
いまごろ新型コロナウイルスに感染して
自宅隔離中の阿覧澄史あらんすみしです。
(これまたホントなんですから…。)
 
老骨にムチ打ち、東京に出稼ぎに行っておりましたところ
1週間ほど前に宿泊先の隣人である同僚から
「コロナに感染した」と報告され、
その人と(その2、3日前に)一緒に酒を飲んだこともあり
ちょっと危険かなと思っていたら
次の日にはワタクシも微熱及び風邪の諸症状が
ではじめたのであります。
 
あの狂乱のコロナパンデミックの時期にも
感染せずに呑気にしていたワタクシの身に
ついにコロナウイルスが!
あの頃は「年寄りが感染ったらみんな死んじゃう」とか言ってたのに
(言ってなかったっけ?)
大丈夫か?と慌てるワタクシ。
 
焦っていろいろ病院に電話しても
「うちは発熱患者は月・水しか見ない」とか
燃えるゴミの日のような受け答えされたり、
「今週は予約いっぱいだから」と剣もホロロにされたり
社会問題だった一時期に比べて、発熱患者は
かなり冷遇されております。
 
それでも何とか診てくれるという奇特な病院が見つかり、
ワタクシ慌てて駆け付けたのでありますが
待合室の一角のパーテーションの後ろで待たされ、
抗原検査を受けてさらに待たされ、
ようやく診察室に通されるとー
 
…診察は30秒で終わりました。
 
先生(女医さんだった)が問診票見て、抗原検査の結果見て
「検査は陰性だったけど、感染初期は出ないことが多いから
多分(コロナは)間違いないですね。
明日から5日間は自宅療養してください。お大事に」(ほぼ原文ママ
以上。終了。って感じだった。
ホントに椅子に座った記憶もないので、
先生も話が長くなりがちな高齢者に長居させて
感染のリスクを負うようなことはしたくなかったのでありましょう。
 
まあ、最近そのぐらい流行していて、前より感染力が強いという
ことのようです。
 
ワタクシだって4回もワクチン打ったのでありますが
「打ち損」かよ!
 
まあ診てもらえたからいいとして
その後がタイヘンでありました。
 
もう熱が出るわ出るわ。ダバダバ(?)と
38度とか39度の熱が
出たり下がったりを3日ぐらい繰り返して、
頭の中をピキピキきな臭い音がしてノイズが走り
脳みそはかなり熱に死滅し(たような気がする)
ちょっと覚悟して時世の句を考え始めるくらい
空前絶後の苦しさでありました…。
 
また寿命が縮んだぢゃないか!!
 
 
ネトフリ100本完全チャレンジ63
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
2022年 韓国 (1シリーズ 16エピソード)
脚本 ムン・ジウォン
監督 ユ・インシク
出演 パク・ウンビン カン・テオ チョン・ベス
 
 
 
自閉スペクトラム症を患いながらも弁護士になり
ソウルの大手事務所に採用されたウ・ヨンウ。
人間関係に苦労しながらも、その天才的な記憶力と
世間に汚されない無垢な心で
魑魅魍魎が跋扈するソウルの法廷に
立ち向かっていくー
 
まあ言うなれば「レインマン」っていうか
「グッド・ドクター」っていうか
韓流お得意の「自閉スペクトラム症エンターティンメント」
であります。
(「サイコだけど大丈夫」にも出てきたなあ)
韓流をあまりよく思っていないワタクシは
「どーせご都合で主人公が超人的活躍して、
裁判長がオーバーアクションでひっくり返ったり
しちゃうんだろう。へっ」
なんてたかを括っていたのでありますが
このシリーズ、出来がよくってひっくり返ってしまいました。(自分が)
 
何しろゆうべ見たウ・ヨンウの話を誰かにしたくて
職場の韓流好きのおばちゃん(宿敵!)捕まえて
いかに面白かったか熱弁したら
「アンタ今ごろそんなこと言ってるの?
あたしら2年前だからね、見たの」
とバカにされてしまいました。
(そらそーだ。
コロナでもウヨンウでも
2年くらい遅れてやってくるのだ
ワタクシには…。)
 
何がいいって、台本がすごく良い。
(ムン・ジウォンという人です。)
韓流でありますから、韓流っぽくあざとくしなきゃいけないところは
あざといのでありますが、なんというか、志を感じるというか
何より主人公の「自閉スペクトラム症」をご都合で利用しない
ところがいいのです。
ストーリーに無理なく「空気を読めない」というキャラを利用して
法律のことを説明したり、「自閉スペクトラム症とは?」なんて
大仰に説明せず、状況設定でお客さんにわからせたり、
韓流ではあまり見ないナチュラルさが気持ちいいのであります。
 
16エピソードもあるので中にはそこそこの話もありますが
どれも理屈が納得できる内容で、
「グッとくるエモーショナルなセリフが一つはある」という
ワタクシ好みの作品でありまして、
韓国にもこういうのを作れる人々がいたのかと
今まで「韓流嫌い」的なことを放言してきたことを
反省する次第であります。
(でも「Sweet home」の続編とかは見ないけど…)
 
ワタクシが一番好きだったエピソードが
9話目の「笛吹き男」という話。
これは…いいです。
説明し始めると全部書いちゃうので、内容は言いませんが。
 
これを見て韓国人全員を見直してしまった気がするくらいであります。
 
あとはやはりウ・ヨンウが可愛いのがいいですね。
そしてその悩みや悲しみが可憐であります。
ウ・ヨンウこそ春の日差しのよう。ほんわり。
 
…なんか今回は色々とアイデンティティ崩壊してしまいましたが
次回「One Piece 」です。
(大丈夫か。ほとんど原作漫画も読んだことないけど…)