
ご機嫌いかがですか?
出稼ぎで深夜勤務中に
アブドラ・ザ・ブッチャーのように
顔面から大量に出血、
5針縫った阿覧澄史あらんすみしです。
(人生最大に血が出た!)
別にジャイアント馬場に
脳天唐竹割りをくらったわけではなく、
明け方に眠くて朦朧として歩いていたら
よろけて倒れそうになり
頭から壁に激しくぶつかったのでありました。
(いろいろ大丈夫かワタクシ…。)
そんなわけで今回は
頭を打ってますますボケが酷くなったか
ついにイッテしまったか
「元ロックボーカリストあらんすみし(61)が
見たバンドものドラマ『グラスハート』」
をお送りいたします。
張り切ってまいりましょう!
シェケナベイベー。
(来週抜糸だぜベイベー。)
<Netflix新作を見る>
「グラスハート」2025年日本
原作 若木未生
製作 佐藤健 岡野真紀子
脚本 岡田麿里 阿久津朋子 ほか
監督 柿本ケンサク 後藤孝太郎
出演 佐藤健 宮崎優 町田啓太 志尊淳
(1シーズン 10話)
<1話のあらすじ>
大学生の西条朱音(あかね)は
ロックバンドのドラマーだが
ロックフェスの当日に「女はバンドにいらない」と
バンドをクビになってしまう。
フェスは雨で中止になるが
誰に聴かせるでもなく
怒りともつかぬ感情をドラムにぶつけて
演奏する朱音。
そこにドラムに合わせてピアノの音が
聴こえてきて、
激しいアドリブのセッションとなる。
ピアノを弾いていたのは
カリスマ的人気のあるアーティスト
藤谷直季であった。
降りしきる雨の中
果てることなく続く二人の演奏ー。
それから3年ー。
朱音はドラムを諦める決意を固めていたが
そこに藤谷から突然の電話がある。
藤谷の新バンド・テンブランクに
加入しないかという誘いであった。
戸惑う朱音を尻目に
藤谷と朱音、
若手の凄腕ギタリスト高岡と
ネットで有名なキーボーディストの坂本を加えて
テンブランクは始動する。
手始めに知り合いバンドの
オープニングアクトとして
野音で
初めてのライブが行われようとしていたー
「グラスハート」は最近話題のNetflixドラマで
ありまして、演じていた俳優さんたちが
実際にレコード出した(いやCD? 音楽配信?)
とネットニュースにも取り上げられておりました。
そんな本格的なバンドのドラマならば
その昔(40年前だけど)バンドやってたワタクシも
黙ってられないぜベイベー
と、全10話鑑賞いたした次第であります。
最近風のロック楽曲になっておりまして、
演奏シーンも本当に弾いているよう。
特に朱音のドラムは相当練習した感じがいたします。
まるでミュージックビデオのようで
音楽的なクオリティは高いです。
佐藤健の歌も(声量はないけど)
思ったより良かったし。
しかしながらオールド・ロックファン
からいたしますとこのバンド、
音も演奏もキレイすぎて
ロックっぽくないのであります。
ワタクシにとってロックといえば
「権威への反抗」や「熱い魂の叫び」
でありまして、
テクニックよりも思い入れを、
完成度より荒々しさを
重視いたしたものでありますが、
このドラマにはそれが感じられないっちゅうか
「ロック魂」がないっちゅうか(本中華)
それが大変寂しく思った次第であります。
(まあ現代のロックバンドなんてみんな
「ロック魂なんてクールじゃない」とか
思っているのでありましょうが…。)
音楽の話はともかくとして
この「グラスハート」が
ドラマとしてどうだったかと一言で言うと
「少女マンガ」のようでありました。
(原作はライトノベルだが)
若い女の子の視聴者が
主人公朱音に自分を投影して
藤谷ナオキ(佐藤健)と恋に落ちたり、
同じバンドの坂本(志尊淳)にも言い寄られ
モテモテになるのを
「ワタシだったらどうしよう」と喜んでみたり、
人気バンドの女性ドラマーとして
成り上がっていくのを楽しむような内容で
言うなればバンドは
「恋愛のバックグラウンド」
という作りでございます。
そして恋愛や雰囲気、
かっこよさのために
リアルさは排除し、盛り上げること優先な
画作りをしているようであります。
(なんの準備もしてないのに
突然船上でライブ中継したり、
屋上ライブ始めたりもする)
まあそういう作品でありますので
ロック魂があるとかないとか
オヤジが青筋立てて言っても
仕方ないのでありました…。
90歳を超えた現役演出家・石井’TBS’ふく子先生が
AIに書かせた「渡る世間は鬼ばかり」の台本を読んで
「心がない。」
とダメ出しをされたそうであります。
(AIに書かせて無理言うな!)
ワタクシもそれとおんなじようなコトを
言っていたのでありましょうか。
でもさ、バンドものって言ったら
「ザ・コミットメンツ」とか
「ローズ」とか
「スパイナルタップ」みたいなものを
見たいじゃないですか。
誰かオヤジ向けロックドラマを
作ってくれないかと願う
今日この頃でありました。
シェケナベイベー。
(つづく)
追記
このドラマではどっちかというと
サブキャラの菅田将暉の方がロックです。
(この人はホントに芝居上手いと
いつも感心してしまうのだが)
主役のバンドが熱演しても
この人が出てくると、
みーんな持ってかれてしまうのが
笑えます。





